2017年6月21日水曜日

第3回桔梗大賞表彰式

18日は赤穂の佐越へ本部吟行、19日は香住の桔梗大賞の序幕式と表彰式。2日間で合計9時間、500㌔の列車の旅でした。新幹線の様に揺れが少ない車両と違って、播但線はディーゼル車。良く揺れます。それでも、植田の空を飛ぶこうのとりの姿と、遍照寺で拝見した桔梗の花の美しさに疲れが吹っ飛びました。
 早いもので、桔梗大賞も3回目の句碑の除幕となりました。式の詳しい事は、遍照寺のホームページでご覧ください。除幕式で紐を引っ張っている私の姿も掲載されています。毎年この時期に、選者の一人として表彰式に参列しているのですが、年々寺域が荘厳されて来ているのを感じます。元々は雨漏りのするような荒れたお寺だったそうですが、今の和尚が住職になられてからは立派に改修され、古刹の趣が出て来ました。和尚が植えられた桔梗の数も千株を超え、大賞の記念句碑も3基目となりました。庭に大きな岩が新たに配されたり、お堂の修理が始まったりと、和尚の願いが着々と実現して来ています。夢を持つことの大切さを教えられます。
 今年は、これも和尚の永年の夢だったのですが、CDを使って境内に野鳥の囀りを流されました。余り大きな声で流すと、近所に縄張りを持つ野鳥が混乱しますよとアドバイスを差し上げておいたので、境内の中だけで聞こえる様に調整されているようでした。
 昨年の第2回の大賞受賞者である山谷彰子さんは、ディフェンディング・チャンピオンとして、第1回目の受賞者と共に来賓席に着かれました。今回は残念ながら、他の結社の方が大賞を受賞されましたが、当会の7名の方が入賞・入選されました。詳細については、お寺のホームページの作品一覧をご覧ください。
 第4回目の募集が始まります。桔梗の花も次々に咲いて来ています。慈悲だとか仏恩の様な宗教的な概念を詠むと、観念的な句になります。今回はそのような句が目に付きました。俳句の基本である写生をしっかりして、その上に想いを添えるという詠み方を忘れずに、大賞を目指して頑張って下さい。
名物だった三姉妹船長の遊覧船が、昨年11月末で廃止され、寂しくなりました。恰好の句材だってのですが、観光客が減って採算的に難しくなったのでしょうね。いつの日にか再開される様、願っています。写真はお寺のホームページより拝借しました。

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