2017年7月12日水曜日

遺品の整理

今日7月12日午前10時、五十嵐家ご親族4名、姫路市立文学館の学芸員2名、九年母会からは私1名の合計7名が播水旧居に集合、播水の遺品の整理に取り掛かりました。押入の中には、播水の旺盛な作句活動と幅広い交友を物語る、膨大な量の遺品が仕舞われていました。それを少しづつ運び出すのが私の仕事。

運び出した遺品を文学館の学芸員が仕分けし、文化的価値の高いものかどうか判断します。虚子から播水宛てに送られた書状等、震えが来るような貴重品が続々出て来ました。播水の軸だけでも数十本。昼食を挟んで約4時間、大量の遺品が纏められ、目録に整理されて文学館に寄贈されました。

遺品は文学館に於いて整理・分類され、温度と湿度が管理された収蔵庫にて保管されます。文学館では、今後時期を見て、郷土の偉人を顕彰するイベントが開催されることでしょう。今回の整理により、播水旧居と九年母会とは縁が切れました。しかしこれに代わって、姫路文学館が私達九年母会員の、新しい心の拠り所となる事でしょう。

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