2017年10月19日木曜日

する・あるの句

ふれあいの祭典俳句フェスティバルの応募句の選と明石市高年クラブの新春俳壇の選が終わり、今月最大の山が終わりました。次は明後日の西播磨俳句大会と30日の摩耶山俳句大会、二つの大会の選者です。ここしばらくは「九年母」12月号の雑詠選に没頭します。

さて、上記の俳句フェスティバルの選をしていて気になったのは、下五が、遠出する、夜なべする、便りあり、詩集ありなど、する・あるで終わる句が散見された事です。するとか、有るとか言う必要があるでしょうか。例えば、長き夜の文箱に母の便りなし、で俳句になるでしょうか。つまり、有るとか無いとか、するとかしないとか、説明になっているのです。説明調にならないようにするには、どうしたら良いでしょう。そう、「かな」とすることです。
            長き夜の文箱に母の便りかな
       
「かな」と止めることによって説明調が抜けて、俳句らしい止め方になります。

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