当会の広報委員でホトトギス同人の池田雅かずさんを代表とする、新しい句会が誕生します。その名を「野蒜会(のびるかい)」といい、若手の俳人の研鑽の場として、また俳句の基礎を学ぶ道場として、10歳台~50歳台の方を中心に会員を募集しています。60歳代の方も、意欲の有る方は入会出来るようです。
原則第4日曜日の午後に開催、年1回は吟行をします。第1回目の句会は7月に三宮の神戸勤労会館で開催されます。詳細は幹事長の笹尾清一路さん(℡ 090-2049-6398 e-mail nobirukaikobe@gmail.com)にお尋ねください。
私が第1号の句会である「つぐみ句会(野鳥句会の前身)」を開設したのが平成17年ですから、13年の後に、私の教室で育った若いリーダーによる句会が出来たことになります。更に10年後には、リーダーに育った清一路さんが新しい句会を作って後輩を育成する事でしょう。こうして、九年母会は継続・発展して行きます。今後は、雑詠の選を通じて、若手で可能性の豊かな方には、野蒜会への入会を勧めたいと思っています。
野鳥俳句教室で育つた、嘗て若かった皆さんも、そろそろ自分の後輩を育てることを考えてみて下さい。小さな句会を作って俳句の勉強する、それで良いのです。部屋持ちの親方になって、関取が期待できる後輩を育ててみて下さい。
2018年5月31日木曜日
2018年5月14日月曜日
深川吟行
私は六甲道勤労市民センター俳句講座と葺合文化センター俳句講座の講師を永年務めていますが、その修了者と在籍者とで組織している千鳥吟行句会の皆さんと、5月10日、念願であった東京・深川の芭蕉の旧跡を訪ねる旅に出ました。ジパングを利用し、ビジネスホテルに泊まる格安旅行です。どこぞの主宰のような、立派な宿に泊まる権威主義的な旅ではありません。新幹線はひかり号。あちこちの駅で後続の列車に追い抜かれながらの、のんびりした旅です。これが私流の主宰の旅。今後も変わることはありません。
正午過ぎに東京駅に到着し、地下鉄で江東区立芭蕉記念館に向かいました。品川までは雨が降っていましたが、最寄りの地下鉄森下駅に着く頃には雨が上がり、かもめの声が青空から降って来ました。隅田川界隈や芭蕉稲荷など、芭蕉庵が有った辺りを吟行しました。帰って来てから聞いた話ですが、隅田川に沿った芭蕉庵史跡展望公園に安置されている芭蕉象は、朝は北を向いているが、夕方5時を過ぎる頃から、川舟を見送るように西を向くそうです。午後3時から第1句会を開催、関西からの19名に加えて、関東支部から6名の方が参加、25名の大句会となりました。句会終了後、参加者全員が中華料理店に移動、懇親会を催しました。発行所・編集部全員を含めた執行部員と関東支部会員との懇親会となりました。お互いに様々な問題点を語り合い、有意義な会になりました。
翌日は8時30分にホテルを出発、再び芭蕉記念館に戻り、句会の準備を整えてから、近くにある清澄(きよすみ)公園へ向かいました。途中、高田川部屋、尾車部屋、錣山部屋などの相撲部が有りました。見学は出来なかったのですが、若い力士がまわし姿で出て来たり、自転車に乗って買い物に向かう力士に出会ったり、と近づく五月場所への勢を感じました。
清澄公園は、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられる広大な庭園で、さる大名家の下屋敷となりましたが、明治に至って岩崎財閥が購入し、3代に亘って公園として整備したもの。全国各地の名石・巨石が有ることでも有名です。大震災の後、東京都が半分を買い上げて、公園として一般に公開しています。神戸の相楽園の5倍ほどの広さがあり、芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」の句を刻んだ、巨大な句碑が建っています。
午後1時30分から第2句会を開催し、江戸の名残りが残る深川を詠んだ句を楽しみました。終了後、関東支部の皆さんに見送られながら東京駅に向かい、5時のひかり号で関西へ戻りました。何より、関東支部の皆さんとの懇親が図れたことが大収穫でした。お世話になった関東支部の皆さんのお名前を記して、御礼と致します。
文男・南・彩子・庸久・勤・三樹 の皆様、有難うございました。
新緑の風をペダルに三段目 伸一路
正午過ぎに東京駅に到着し、地下鉄で江東区立芭蕉記念館に向かいました。品川までは雨が降っていましたが、最寄りの地下鉄森下駅に着く頃には雨が上がり、かもめの声が青空から降って来ました。隅田川界隈や芭蕉稲荷など、芭蕉庵が有った辺りを吟行しました。帰って来てから聞いた話ですが、隅田川に沿った芭蕉庵史跡展望公園に安置されている芭蕉象は、朝は北を向いているが、夕方5時を過ぎる頃から、川舟を見送るように西を向くそうです。午後3時から第1句会を開催、関西からの19名に加えて、関東支部から6名の方が参加、25名の大句会となりました。句会終了後、参加者全員が中華料理店に移動、懇親会を催しました。発行所・編集部全員を含めた執行部員と関東支部会員との懇親会となりました。お互いに様々な問題点を語り合い、有意義な会になりました。
翌日は8時30分にホテルを出発、再び芭蕉記念館に戻り、句会の準備を整えてから、近くにある清澄(きよすみ)公園へ向かいました。途中、高田川部屋、尾車部屋、錣山部屋などの相撲部が有りました。見学は出来なかったのですが、若い力士がまわし姿で出て来たり、自転車に乗って買い物に向かう力士に出会ったり、と近づく五月場所への勢を感じました。
清澄公園は、紀伊国屋文左衛門の屋敷跡と伝えられる広大な庭園で、さる大名家の下屋敷となりましたが、明治に至って岩崎財閥が購入し、3代に亘って公園として整備したもの。全国各地の名石・巨石が有ることでも有名です。大震災の後、東京都が半分を買い上げて、公園として一般に公開しています。神戸の相楽園の5倍ほどの広さがあり、芭蕉の「古池や蛙飛び込む水の音」の句を刻んだ、巨大な句碑が建っています。
午後1時30分から第2句会を開催し、江戸の名残りが残る深川を詠んだ句を楽しみました。終了後、関東支部の皆さんに見送られながら東京駅に向かい、5時のひかり号で関西へ戻りました。何より、関東支部の皆さんとの懇親が図れたことが大収穫でした。お世話になった関東支部の皆さんのお名前を記して、御礼と致します。
文男・南・彩子・庸久・勤・三樹 の皆様、有難うございました。
新緑の風をペダルに三段目 伸一路
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