2025年8月28日木曜日

アイヌ民族の文化を学ぶ

大阪俳句史研究会ご依頼の講演会や播水に関する論文執筆などの、「九年母」 刊行百周年記念事業の事業が全て終わりましたので、娘をガイドとして家族3人で、8月20日から22日まで、北海道の道南の旅に出かけました。

先ず初日は函館を訪れ、日本史好きの娘の希望で五稜郭の旧奉行所や五稜郭タワーを見学し、旧幕府軍と明治新政府軍との戊辰戦争について学びました。翌21日は函館市内の坂本竜馬資料館や旧函館公会堂など、歴史的な文化財を巡り、登別で宿を取りました。

三日目は白老に行き、私が一番楽しみにしていたアイヌ民族の文化に触れられる施設「民族共生象徴空間・ウポポイ」を見学しました。以前から大和言葉とアイヌ語との共通点に興味を持っていましたが、今回は施設で演じられるウポポ(歌)やリムセ(踊り)を実際に見聞きして、歌の音律の共通点を探るのが目的でした。その結果、重大な発見がありましたが、詳しくは九年母誌上で発表する予定です。

チタタプとはアイヌ語で「私・叩く・物」という意味で、肉や野菜を刃物で細かく叩いて料理を作る時に唱える言葉だそうです。千葉県の郷土料理「なめろう」のようなイメージでしょうか。チ(私)は自分を表す関西の女性の言葉ウチのチでしょうか。タタはそのまま「叩く」です。盆のことをイタと、これもそのまま。板を叩く。面白いですね。皆様も言語感覚を研ぐためにも、アイヌ語をスマホで検索してみましょう。アプンノ オカヤン(さよなら)

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