2026年5月3日日曜日

快挙の報せ

 5月1日、俳句雑誌「俳句四季」の上野編集長から電話があり、長谷川美幸さんが第26回俳句四季全国俳句大会で優秀賞を受賞されたとの連絡を頂きました。全国から寄せられた応募句の総数は3164句。内、最終選考に残った句は20句。その中の次の句が受賞対象となりました。

   被災地へ戻る決意や卒業す   長谷川美幸

2021年の田中順子さん、2023年の稲谷有記さんに続く快挙を、九年母会を上げて喜びたいと思います。片岡副主宰と岩水ひとみさんが受賞された伝統俳句協会の花鳥諷詠賞も含め、俳句界を代表する全国的な賞を、5年間(2022年は該当者なし)で5名の方が受賞されたことは、九年母会の誇りでもあり、私達の大きな自信につながることだと思います。

7月7日の七夕の日に、東京で表彰式があります。大きな会場で受賞の弁を述べないといけませんが、良い経験になり今後のステップアップに繋がると思います。

   届きたる快挙の報や新茶汲む   伸一路


訃報 池田雅一氏逝く

 かつて六甲道勤労市民センターの私の講座で学び、「九年母」や「ホトトギス」で大活躍しておられた池田雅一氏が、4月23日に68歳を一期として、病気で亡くなられました。昨年末に頂いた九年母会退会届が最後の便りとなりました。

私の講座に初めて来られた日のことや、千鳥の吟行会で余呉湖や賤ケ岳を訪れたこと、汀子先生の書斎に二人でお邪魔したこと、伝統俳句協会北海道大会に一緒に参加したことなど、思い出は尽きません。

「ホトトギス」同人に昇格後は伝統俳句協会関西支部の副支部長を務められるなど、今後の活躍が期待されていただけに、残念でなりません。ご遺族様に心からお悔みを申し上げますとともに、故人様のご冥福をお祈り申し上げます。   合掌

                                       

2026年3月29日日曜日

新句会へのお誘い

 今年の6月スタートの予定で、神戸市中央区の湊川神社に隣接している市立婦人会館を会場にして、新しい句会(俳句道場)を開設する準備を進めています。

開催日時  毎月第2木曜日、午後1時入室、1時半投句締切。

出句要領  5句出句の5句選 5句が難しければ、それ以内でも構いません。

参加費   1回1000円

講 師   俳誌「九年母」の主宰が選者・講師を務めます。

会 場   婦人会館 JR神戸駅・高速神戸駅・地下鉄大倉山駅からそれぞれ徒歩数分。

      湊川神社(楠公さん)の西側にあります。                       

全く俳句は初めての方でも気楽に参加できますので、近隣にお住いで俳句を体験してみようとお考えの方は是非ご参加下さい。年齢・性別は問いません、どなたでも参加できます。兼題はお問い合わせください。皆様の御参加をお待ちしております。

なおこの他にも、姫路市、加古川市、明石市でも同様の句会(俳句道場)を毎月1回、定期的に開催していますので、こちらの方も是非ご利用ください。

連絡先 080-1526-6932 小杉 (俳誌「九年母」主宰・ホトトギス同人)


2026年2月20日金曜日

短冊の展示会

 本日2月20日から25日まで、JR六甲道駅に隣接する「メイン六甲」4階にて、野鳥句会会員の短冊の展示会が開催されています。「メイン六甲」は野鳥句会の発祥の地「六甲道勤労福祉センター」(現在名:灘区文化センター)の在るところです。会場のロビーへは、JR神戸線の六甲道駅の改札を出て右に進み、「メイン六甲」の入口にあるエレベーターで4階へお上がりください。講座の卒業生の皆様も、久しぶりに教室に足を運んで頂き、仲間の活躍ぶりをご覧頂きたいと思います。期間中は会員が交代で詰めていますので、気楽にお声をお掛けください。




2026年1月18日日曜日

今年の活動方針

 1月11日の九年母全国新年俳句大会も無事終わりました。その翌日12日に開催された伝統俳句協会関西支部の役員会と新年句会も無事終わり、溜まっていた仕事を順次片付けています。「三木市民俳句まつり」の選も終わり、県警本部の俳壇の原稿も終わりましたが、各句会の後日選が未だ残っています。そろそろ九年母3月号の原稿に着手しなければいけない時期なので、追われています。

今年の全国新年俳句大会は湊川神社の楠公会館で56名の参加を得て開催され、新推薦作家や新同人の推挙、名誉会員の披露や九年母賞の表彰など多彩なイベントが行われました。昼食の後は本部吟行の形で句会を開催しました。

席上、私は今年の活動方針として、昨年同様会員の増強を訴えました。100周年記念行事が終わった後の私の最大の仕事は私自身の後継者の指導育成ですが、参加者の皆さんも各自の後継者を発掘して育成するようにお願いしました。継続は力なりと言いますが、会員が作句力を切磋琢磨し優れた俳人として成長してゆくためには会を継続する事が絶対条件であります。

九年母の俳句が好きな人は、自分の思いを後輩に伝えましょう。九年母の詠み方が好きな人は、自分の学んだ詠み方を後輩に伝えましょう。自分の句が入選するように頑張ることも大切ですが、自分が育てた後輩が俳人として育ってゆく姿を眺めるのも楽しいことです。後輩とは必ずしも自分よりも歳が若いという意味ではありません。これから俳句を学んでみようと決意された後進の方のことです。

皆様お一人お一人の後輩を育てて頂きますようにお願いします。

2025年12月27日土曜日

年の暮れ

 相変わらずの多忙。今週の月曜日から今日の土曜日までの6日間で自宅で仕事をしたのは月曜日の1日だけ。月曜日は大阪府警本部の機関誌の俳壇の選と九年母の雑詠選、火曜日は野鳥句会、水曜日は癌の定期健診で病院へ、木曜日は兵庫県警から若くてチャーミングな婦警さんお二人(警部補と巡査部長)が年末の挨拶に来訪、金曜日は九年母編集部の集いに、そして本日土曜日は、本年最後の句会に出席するため姫路へ。

とにかく忙しい一週間でしたが、癌検診の際に担当してくれた若い看護師さんと、年末の挨拶に来られた婦警さんの内のお一人が共に松山のご出身で、それぞれ俳句談義に花が咲いたことが印象的でした。俳句もまだまだ捨てたものではないことを実感しました。

やっと今年の全ての句会が終わりました。1月8日の汀子生誕記念俳句祭から本日の姫路句会まで、この一年間で一体幾つの句会に出たのでしょう。幾つの句会の後日選をしたのでしょう。同級生のほとんどが終日テレビの守りをしているという時期に、心に張りを持って元気で忙しく走り回れるのも、俳句を愛する皆様のご支援のお陰。「おかげさん」です。

今日用があって、今日行くところがある。キョウヨウとキョウイクに満ち溢れた1年でした。来年は「若い芽を育てる」をモットーに、皆さんお一人お一人がご自分の後継者を探して育てる年にしたいと思います。

2025年11月11日火曜日

関西ホトトギス俳句大会に参加して

 11月8・9の両日、大阪城の南側にあるKKRホテル・大阪にて関西ホトトギス俳句大会が開催されました。九年母会からも清記や披講・受付などの係に8名の方が活躍され、会員の方も多数参加されました。8日は145名、9日は111名と、素晴らしい数の参加者があり、大いに盛り上がりました。初日は廣太郎先生と在関西の各結社の主宰の選、2日目は廣太郎先生の選のみでした。

初日は小春日の好天に恵まれ、吟行日和となりました。近くのカトリック教会の司教のご協力で教会の内部を見学できることになり、たくさんの方が教会を吟行されました。細川ガラシャ夫人や高山右近ゆかりの地を吟行する方も居られました。

私はお城の庭を一人でさ迷い歩き、石垣に籠る人間の怨念のようなものを追い続けました。大阪夏の陣や冬の陣で、豊臣方と徳川方が死闘を繰り広げた戦場に籠る怨念です。そして

    人の性思ふ石垣城小春  伸一路

という句を得ました。この句は当日午後の句会で廣太郎先生の特選2席を頂きました。2日目は朝から雨になりました。私は雨が苦手。やむなく雨の大阪城を吟行し、笹鳴や濠の水鳥の句を詠みました。

2日間で6句を投句し、内5句が廣太郎先生の選に入り、その内の1句が上記の通り特選でしたが、ショックだったのは、両日の句会とも私の句は互選や主宰選には全く入らず、両日とも廣太郎先生の選だけに入った事でした。毎年関西ホトトギス俳句大会に参加して来ましたが、こんなことは初めて。これをどう捉えたらよいのか悩んでいます。

一つの要因として考えられるのは、教会を吟行した句が可成りあったのですが、ステンドグラスに天使が飛んでいたとか、キリスト教の教義とはおよそかけ離れた、いわゆる見たままの句が多かったように思います。逆に言いますと、対象を見詰めて深く沈潜し、ガラシャの苦悩にまでたどり着いた句が少なかったという印象を受けました。

吟行はどうあるべきか、吟行句はどう詠むべきか、改めて考える機会になった大会でした。