昨日は永田青嵐顕彰全国俳句大会の表彰式と講演会に参加してきました。神戸三ノ宮午前9時20分発の高速バスに乗り込んだのは8名。明石海峡大橋を越え、一路洲本高速バスターミナルを目指しました。走ること約1時間30分で到着、大会会場の洲本市文化体育館の場所を確認して、洲本城跡へ向かいました。明治初期に当地で勃発した事件の案内板を読んだり、お濠の枯蓮(大賀蓮との事)を見つつ吟行。城跡にはいくつか句碑が立っていました。達筆すぎて読めないものも有りましたが、俳句の島淡路らしい雰囲気が漂って居ました。
汀子先生の句碑の除幕式があると聞いていましたので、城跡公園の事務所で場所を尋ねてみますと、お濠の外の、青嵐先生の句碑の隣に出来ている、とのこと。行ってみますと、巨大な青嵐句碑の隣に、それより少し小ぶりの句碑が、シートに覆われて立っていました。すぐ脇に、まだ小さな紅梅が、沢山花を付けていました。いかにも女性の句碑らしく感じられましが、残念ながらどんなお句かは分かりませんでした。
さて、私たちの仲間の活躍ぶりをご紹介しましょう。
永田青嵐大賞 大橋の灯の消えてより月の海 美恵子 (阪神句会)
正井良徳入選 眩しさや朝の海へと稲を掛け 有記 (淡路)
〃 国生みの島を袈裟掛け夏つばめ 征一 (金沢)
中谷のぶ入選 父母眠る島への橋の西日燃ゆ 和代 (ひよこ句会)
〃 老ゆほどにひととせ迅し秋深む 信子 (淡路)
三根香南入選 百姓の胸から胸へ菊出荷 有記 (淡路)
〃 斉唱の少女等のごと百合咲けり あきら (五葉句会)
表彰式に次いで、安原葉先生の「花鳥諷詠のこころ」と題する講演を拝聴しましたが、大変分かりやすいお話しで、花鳥諷詠を考える上で大いに参考になりました。地元の九年母の皆さんとの交流を考えていましたが、時間がうまく合わず、残念でした。
私が南淡路市長賞を頂いた第2回の大会では、副賞に福良の素麺を5キロ頂きました。当時は、それぞれの自治体の地元の特産品を頂いたのですが、最近では一律に金一封。玉葱のドレッシング20本など、淡路の特産品をワイルドに頂いた方が楽しみが有ります。都会風になってしまうのは残念。御一考を願いたいものです。
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