2015年10月30日金曜日

摩耶山俳句大会の記

第24回摩耶山俳句大会が快晴の下、神戸市立自然の家で開催されました。汀子先生がお元気な姿で参加され、大いに安堵しました。転倒され、前歯が4本折れたとの事でしたが、圧倒的な存在感を示しておられました。

小路紫峡先生は体調不良で、古賀しぐれ先生は法事の為、三村純也先生は校務多忙にてそれぞれご欠席。汀子・叡子・哲也・立夫・むつみ・佳乃・虚舟の各先生に加えて私の8名にて選をしました。参加者は111名と、昨年より少なかったのですが、西六甲ドライブウェイが颱風による崖崩れで通行止めになっていることが影響したのかも知れません。

九年母会からも沢山の方が参加されました。千葉の聴蓉さんが群馬のおじいちゃんと一緒に参加され、白羽さんも松山から来られました。淡路や赤穂の皆さんの名乗りも良く聞こえました。淡路の康江さんが摩耶山観光文化協会賞を受賞され、九年母の面目を施されました。初参加の憲治さんや里美さんが汀子選に入選されたのも大きな収穫でした。私はひたすら無言の行を続けました。

      露光り露解けつつ九十九折れ     康江

摩耶山大賞は昨年に引き続き「円虹」の佳乃主宰が受賞されました。2年連続の大賞受賞は珍しいのではないかと思います。この大会も、来年は25回目を迎えます。高野山俳句大会が廃止になったのを惜しんだ摩耶山天上寺の浄厳貫主(虚舟先生)が播水先生と相談され、大会を摩耶山に移されました。汀子先生は、播水先生の依頼で初回から参加されています。

その虚舟先生も喜寿を過ぎ、大会の継続に不安をお持ちのようで、先般お訪ねした時も、その様な話を少しもらされていました。昨日、選者室で汀子先生にその事を打ち明けられたようです。その結果、汀子先生から逆に励まされ、来年以降も、汀子先生が摩耶山に上がって来られる限りは続けようと決意されたようです。

私達選者も出来る限り応援して行きますので、意の有るところを汲んで頂き、沢山の方がお山に登られ、大会が益々盛大になります様、読者の皆様の御協力をお願いします。来年は10月24日(月)開催と決まりました。

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