2016年1月18日月曜日

大成功

昨日、九年母会としては初めての、全国新年俳句大会が生田神社会館で開催され、東京や鳥取など、全国各地から88名の会員が参集されました。内半数の方が、1000号や1050号の記念祝賀会には参加されなかった方でした。受付に座っていて、お顔を存じ上げない方が多数おられ、主宰として失礼な事でした。

年頭の挨拶で、一歩踏み出す勇気を持つようにお話ししました。古井戸の中で安住していては、如何なる喜びも味わえない、と古井戸から大海へ出るよう促しました。会員の方が、年末年始に様々な賞を取られた事が、他の会員にとっての一歩踏み出す起爆剤になってくれれば、と念じています。

古井戸のぬるま湯にどっぷり浸かっているのは、確かに心地の良いものでしょう。しかし、井戸の外では大きな変革が進んでいるのです。その変革に気付かずにいたり、気付いていてもそれに背を向けたり無視したりしていると、時代の大きな流れに取り残されてしまうでしょう。

九年母はその理念として「旧陋に堕さず新奇に媚びず、俳句の中道を行く」事を掲げてきましたが、その副作用として、他の結社や団体と没交渉に陥り、方向を見失いました。私が主宰に就任する際に、ホトトギス派の結社であることを明確に宣言しました。これで方向が定まったのですが、会員の中には、その後もカルチャーショックに苦しんでいる方が沢山居られます。その会員に向かって、一歩踏み出す様に呼び掛けました。自分が変わらないと何も変わりません。今からでも遅くないのです。一歩を踏み出す勇気を持ちましょう。

初めて来られた方のお話を伺ってみると、異口同音に雑詠選のダイナミックさが作句の刺激になっているとのこと。雑詠選をしていて電話を差し上げた方が今回初めて参加されたケースもありました。来年からは、九年母賞の表彰を、この新年会で行います、全国の会員がもっと多数参加されるよう期待しています。

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