2016年1月26日火曜日

姫路文学館

1月23日は、午前中ザ・モール姫路KCC俳句教室の講座で指導、午後は、野間田芳叢九年母会姫路支部長さんとご一緒に、市立姫路文学館の学芸員さんと、同館の「ことばの森展示室」の展示リニューアルについて話し合いました。

同館は平成3年に設立されましたが、老朽化による大規模改修のため休館中です。リニューアル後の展示室に、播水先生を初め、姫路ゆかりの作家や学者合計40名の資料が展示されることになりました。俳句・川柳部門では、次の方の資料が展示されます。

   五十嵐播水・永田耕衣・森澄雄・赤尾兜子・時実新子

播水先生は姫路市野里にて、町医者の子としてお生まれになり、野里尋常高等小学校・旧制姫路中学校を経て、三高・京都帝大医学部に進まれました。母校の現野里小学校の図書館に毎年多数の書籍を寄付をされ、その数は2000冊に達したそうです。

先生は昭和5年に「九年母」の主宰を継承され、和歌山市に有った小規模な俳句結社をホトトギスに次ぐ規模にまで育てられました。残念なことに、姫路ではその功績を顕彰するものが何もなかったのですが、この度、野間田芳叢支部長や姫路の俳句関係者のご努力により、姫路文学館に「祀って」頂くことになりました。私個人としては、かねてから播水俳句記念館の設立を念願して来ましたので、今回のお話はまさに願ったり叶ったりです。先生の教えを信奉する我々播水教徒にとっては、メッカが出来たことになります。

話し合いの結果、先生の著作や写真などを至急集めよう、という事になりました。先生の写真の目途は立ったのですが、著作や軸などの作品については、私の手持ち以外には殆どありません。文学館の収蔵庫が拡張されましたので、先生の作品を寄贈して頂ける方を探しています。寄贈して頂ける方は、私までご連絡をお願いします。姫路市の公用車で受取りに来て頂けるそうです。

文学館は今年の7月末には再開の予定です。ネットで確認の上、沢山の方の利用をお願いします。

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