2017年3月22日水曜日

春のお裾分け

昨日の夕方、近江の実家へお彼岸の墓参に帰って来ました。若い時分は、名神高速道路を時速100㌔で走行していましたが、今では80㌔でとろとろ。大阪府警や兵庫県警の機関誌の俳壇の仕事を請けていますので、とにかく安全運転に徹しています。

大津サービスエリアで一休みしました。目の前の比叡山には厚い雲が掛かり、比良連峰は雲に覆われて見えません。その雲が若狭湾方面から伊勢湾へと抜けて行くのが見えました。昨晩は猛烈な北風が吹き、仏壇で読経しました際も、息が白くなりました。まだまだ近江の春は浅いようです。

        猫柳湖畔の春はととのはず    播水

朝日が射し始めた頃に庭に出てみました。鈴鹿山脈の御在所岳や藤原岳には残雪が美しく見られました。私の実家の墓参りを終え、妻の実家の墓がある安土の古刹、浄厳院へ向かいましたが、その途中、琵琶湖の対岸には残雪を頂いた比良連峰が、湖北にはやはり残雪の伊吹山が見えました。因みに、浄厳院(じょうごいん)は織田信長が建てた(実際は近江の別の地域に在った室町時代の寺院を移築)もので、隣接する安土城跡や沙々貴神社(佐々木神社)と共に、吟行地としても面白い所です。

墓参を終えて自宅の草取りに畑へ出た一歩に、土筆の群落が有りました。その様子を撮って来ましたので、小さな春をお裾分けします。

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