2018年2月24日土曜日

退院しました

去る19日に、脾臓動脈瘤の手術のため、西宮の兵庫医科大学病院に入院、20日に手術を受け、本日24日に退院して参りました。九年母1月号の消息欄にて会員の皆様にお知らせしておきましたが、名医によって完璧な手術をして頂き、無事に帰って参りました。
皆様にはご心配を頂き、有難うございました。
 一昨年の、芦屋市民病院で受診した定例の人間ドックの際に動脈瘤が確認され、いつ破裂するかは神様しか分からないと言われました。他の病気の治療もあり、経過観察を続けて来ましたが、昨年秋、ホトトギスの先輩が動脈瘤破裂で即死されたので、今回の手術を思い切ったものです。まさに、毎日が地雷原を歩いている思いでした。
 手術は、太ももの付け根にある動脈にカテーテルを入れ、脾臓の動脈瘤に辿り着いたら、金属のコイルを充填して瘤に血液が入るのを止める、というもの。局部麻酔をして始まりました。事前の検査で血管の形状に問題が見つかっていましたので、カテーテルが届くかどうか、やってみないと分からないということでした。最後の5ミリがどうしても通らないので別のルートを捜す、という執刀医の言葉で、困難な状況にあることが分かりました。「通った」という言葉が聞こえた時、BGMとして手術中流して頂くようお願いしておいたカーペンターズの曲の内、大好きな「イエスタデーワンスモア」が流れて来ました。普通ですと、もう少し早く終わるようですが、今回は血管のバイパス探しもあり、4時間かかりました。翌日の造影CTの結果、脾臓動脈が脾臓に入る少し手前に、2センチ弱の瘤が出来ていた事が分り、脾臓への直接的な影響は無い、との診断でした。
 ベッドの上で溜まっている仕事をこなしながら、体力の回復を待ちました。点滴スタンドを押して病棟内を旅行し、歩く練習をしました。手術中の4時間、気を付けの姿勢で仰向きに寝かされていましたので、筋肉痛になりました。その後、脾臓の炎症を調べる検査を受け、異常がなかったので、退院となりました。
 胆石症、悪性リンパ腫、膀胱癌、尿路管結石、など人間ドックで様々な異常を発見して頂き、早期治療に結び付けて来ました。皆様も人間ドック、特にエコーの検査をぜひお受けになるよう、お勧めします。因みに今回入れて頂いた金属のコイルはプラチナだそうで、一躍、金持ちになった気分です。

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