13日は住吉大社観月祭の献詠俳句の表彰式に選者として、13・14日は大阪市阿倍野区のホテルアウィナ大阪を会場に開催された、第30回日本伝統俳句協会全国大会にも選者として参加しました。3日連続の大阪通いにはちょっと疲れましたので、今日は朝から原稿を3本書き、午後は行きつけのスーパー銭湯に行って体を解して来ました。
14日に行われた応募句の表彰式では、九年母会員の入賞者は次の皆さんでした。
おめでとうございます。
朝日放送グループホールディングス賞
旅戻り黴の匂ひに気付きけり 内田泰代
全国俳句大会賞
爆心地世界の薔薇の香り合ふ 斎藤金二
同
子に譲るもの何もなき涼しさよ 小柴智子
表彰式に引き続き、汀子先生の「花鳥諷詠ー虚子から今日までの歩みー」と題する講演があり、虚子や年尾と共に歩いた汀子先生の半生が語られ、感銘深く拝聴しました。
その後の懇親会では、アトラクションとして、記念大会奉祝 上方舞が、三代目山村友五郎氏と山村流の皆さんにより舞われ、浪速の芸の深さに感動しました。食事の合間を見ては、全国レベルの著名な俳人方に挨拶に回りました。
翌14日は朝からぐんぐん気温が上昇し、生國玉神社に吟行しましたが、35度を記録したとか。九月の中旬とは思えない暑さとなりました。ホテルの選者控室で全国から来られた先生方と歓談し、人脈を広げました。参加者の皆さんは立派な成績を上げることが仕事ですが、初めて全国大会の選者を任命された私の仕事は、ひたすら九年母の名前を売り込むことと人脈を広げることでした。特に辻桃子先生とは野鳥の話で盛り上がりました。先生は「俳句の鳥」という本の監修をされていますので、楽しい話が出来ました。岩岡中正先生とも、同学年ということも有って、親しくお話しできました。
当日は350名を超える方が参加され、1100句を超える投句が有りました。成績につきましては後日報告しますが、九年母の皆さんの名乗りが沢山聞こえていました。選者の特選に入った方もおられました。私が選した10句の内、上位から4句までが大会大賞などに入賞した句でした。初めての選者としては良い選が出来たと喜んでいます。
今回の大会では、九年母会に対し始めて12名もの委員派遣の要請がありました。委員をお勤め頂きました会員の皆様に御礼を申し上げます。ご苦労様でした。ホトトギス関西支部の大会の当番県がやがて廻って来ます。その時には今回の経験を活かして頂きたいと期待しています。宜しくお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿