2019年10月14日月曜日

句碑開眼法要

颱風19号の被害に遭われた皆様に、心よりお見舞い申し上げます。

さて、本日、神戸市灘区の摩耶山天上寺にて、九年母1100号刊行記念事業の第2弾である句碑の開眼法要が営まれ、新しい句碑が誕生しました。役員の皆様やボランティアの会員の皆様が、朝早くから天上寺に集合され、霧が流れる標高700メートルの境内にて、式典の準備をされました。午前11時に真言宗大本山摩耶山天上寺の伊藤浄厳大僧正を導師に、除幕の儀、開眼の儀などが営まれ、句碑に魂が籠められました。私と私の長男・長女とその子供達合計7名で綱を引くと、句碑が現れました。境内では最大の巨石です。霧を吸って、伊予の青石が美しく輝きます。九年母の宝がまたひとつ出来ました。私は自分の句を句碑のために揮毫しましたが、建立したのは九年母会の皆様です。従って、「師の句碑」というのは誤りで、正しくは「師の句の碑」です。

天上寺には古くから摩耶詣でという行事があり、古い句にも詠まれていますが、新しい九年母会の句碑をご覧にお出で頂くことも、新しい摩耶詣でではないかと思います。摩耶山はまた、渡りの蝶のアサギマダラが立ち寄ることでも有名で、今月に入って何千羽というアサギマダラが、境内の藤袴の花の蜜を吸って、南の国への旅を続けています。
10月30日の摩耶山俳句大会の吟行の際には天上寺を訪れ、新しい句碑をご覧下さい。
但しその頃には、アサギマダラの渡りは終わっていますが。

1100号刊行記念事業の完成に伴いまして、今回の句碑の建立に献身的に尽力して頂きました運営委員会や同人会の役員の皆様、多額の協賛金をお送り頂きました皆様、句碑設置をお許し頂き、開眼の法要を営んで頂きました天上寺の皆様、立派な句碑を製作して頂きました淡路島の大竹石材株式会社の社長様に、心から御礼を申し上げます。句碑は今頃どうしているかなと、先程から心配しています。

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