前日の雨とは打って変わって快晴となった10月30日、摩耶山にある神戸市立自然の家の講堂で、第28回摩耶山俳句大会が開催されました。参加者は124名。関西一円の伝統俳句系の俳人が集まりました。
私は午前8時30分に車で自宅を出発、途中でガソリンを満タンにして、表六甲ドライブウエーに入りました。ヘアピンカーブを幾つも上がって行きますが、探鳥会で2ヶ月に1回は上がっていましたので慣れたもの。すいすい上がって行きました。
摩耶山に到着し、オテル・ド・摩耶の駐車場から天上寺の裏参道を進み駐車。摩耶山天上寺の境内に進み、新しい句碑に、会員の今日の安全と健闘とを願いました。句碑披き以来どんな状態かと心配していましたが、どっしりと場を占めて聳えていました。境内を散策して暫し句作。句碑を祝って下さる方にはお礼の挨拶を返しました。
その後一旦会場の選者控室に入って、汀子先生や他の選者方に挨拶し、句帳を以て穂高湖に向かいました。穂高湖はすっかり秋の装いとなり、湖面は静まり返っていました。時折、日雀(ひがら)の声が降って来ました。
選者控室では、千原叡子先生がご欠席の為、汀子先生は話し相手が無く淋しそうにしておられました。昼食のカレーを頂いた後、句会場に入りました。互選や選者選が終わり披講に移ると、九年母の皆さんの名乗のラッシュが始まりました。その結果、
摩耶山大賞 偲ぶ歩に一山の露惜しみなく 武本敬子
NHK神戸放送局長賞
訪ひ重ね秋の摩耶とはおらが山 塩見成子
という成果を収めました。その他、岩城久美さんが伊藤虚舟・山西商平両先生の、白井貴佐子さんが大橋晄先生の、影山里美さんが中谷まもる先生の、そして小生が小路智壽子先生の、それぞれ選者特選賞を獲得しました。12名の選者の内、5名の方の特選を、九年母が頂いたのです。
小路先生の特選 日雀来て山湖に声を零しけり 伸一路
賞には及ばなかったけれども、これだけの大きな大会で名乗りを上げられただけでも立派なものです。平成27年の大会以来、九年母は着実に復活を果たしました。7つの賞の内6つを九年母会員が獲得した年も有りました。立派な句碑も立ちました。来年は10月19日(月)です。自信を持って、来年も頑張りましょう。
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