2023年7月24日月曜日

関東支部訪問 その3

句会の出席者は、文男、勤、庸久、巖男、葛生の皆さんと私。欠席投句者は慎吾、安水のお二人。全員男性で、「マンションの管理組合の理事会ですね」との私の冗談が大受けでした。句会場が和室であったため、座布団を何枚も重ねて椅子のようにしましたが、不安定この上なく、それぞれ工夫をして何とか座席を確保しました。90歳を越えられた葛生さんは句会が初めてとのことで、庸久さんから要領を教わりながら選をされました。楽しい緊張感の中で、創立70周年の記念の句会が出来た喜びが湧いてきました。来年の11月には九年母誌の刊行100周年の祝賀会を計画しているので、関東支部の皆さん全員でご参加いただくようにお願いして帰途に就きました。

 コロナが蔓延するまでは、毎年一回は関東支部を訪ね、ご準備頂いた名所旧跡を吟行し、支部の皆さんと句会を楽しんだのですが、行動制限の3年間の空白がもたらしたものは、会員の減少と高齢化でした。支部の名前からも分かるように、東京都の区部だけではなく千葉県、埼玉県、神奈川県など、会員のお住いが関東一円に広がって離れていることも会の運営を難しくしている要因です。関西で言えば、大阪に2人、京都に1人、滋賀に1人、奈良に1人・・・という状況です。療養中の方や高齢で歩行がつらい方など、句会への参加がむつかしい方が増えて来ると思われます。全員で集まるのではなく、ファックスやインターネットなど、文明の利器を活用した句会に移行する時期に来ているのかも知れません。       

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