2023年7月23日日曜日

関東支部訪問 その2

 関東支部では、昨年10月に支部創立70周年の祝賀行事を予定しておられましたが、会員の入院・手術や療養に加えて、新型コロナの感染拡大の影響で句会が開催できない状況が続き、さらに今年の3月28日には幹事として頑張っておられた竹内彩子さんの急逝という不幸に見舞われ、70周年記念行事の開催のめどが立たない状況でした。

このような状況の中で私は、新型コロナウイルス感染症が感染症分類表の第2類から第5類に変更になり、全国的に行動制限が解除されたことを奇貨として関東支部訪問を決意し、新幹事の湯浅勉様にその旨ご連絡して準備をお願いしました。関東支部では橋本文男長老を中心に事業計画が練られ、今回の訪問となった次第です。

翌7月8日の朝、人形町のホテルで食事を済ませ、ロビーで関東支部の皆さんと合流し、6名で吟行に出発しました。先ず訪れたのは水天宮。壇の浦の海戦で亡くなった安徳天皇や平家のゆかりの方々が祀られています。安徳天皇の母君である建礼門院徳子もご祭神の一人であることから、安産祈願や宮参りの参詣者も沢山見られました。

続いて訪問したのは隅田川堤防。梅雨の大雨の影響で岸近くまで増水しており、一部は護岸を洗っていました。堤防に沿って数百メートル吟行し、花壇に植えられた黄花のノウゼンカズラなど、珍しい花々を見ながら作句しました。両国橋を渡って回向院へ。このお寺は江戸時代の大火や関東大震災の犠牲者などが祀られています。鼠小僧や竹本義太夫の墓があることでも有名です。

ちゃんこ料理の店「霧島」で昼食を済ませ、回向院に隣接する会館「両国シティーコア」で句会を催しました。欠席投句者2名を含め、8名の句会となりました。先ず、私の主宰就任以降の物故者である、三樹、久子、正夫、彩子の皆さんの御霊に黙祷を捧げ、句会に入りました。(続く)

0 件のコメント:

コメントを投稿