大阪俳句史研究会からご依頼いただきました、私の研究発表が、本日無事終了しました。
今回は代表理事の三村純也先生からご依頼をいただいていた「五十嵐播水 その人と作品」というテーマの研究発表でした。持ち時間は1時間30分。続いて質疑応答の30分。聴講者は30名。
持ち時間の1時間30分は、あっという間に過ぎてしまいました。その間喋り詰め。時折小話や冗談を挟み、笑い声が聞こえて来るのを確認し次に進みおます。播水の生い立ちや、少年時代の逸話。医師への道を勧める父親と外交官を志す播水の心の葛藤。虚子や野風呂・草城・誓子たちとの交流。医師としての播水のこと。最後は70年の長期にわたって九年母の主宰を続けられた要因、など多角的に分析してお話しました。ご理解頂けたかどうかは分かりませんが、「九年母」と播水に関する関心が高まったという手応えは感じました。
最期に純也先生が「ホトトギスでも播水を見直す必要を感じる」と述べられたことが印象的でした。会報に載せるため原稿用紙30~50枚程度の文章にして提出するように依頼がありましたので、まだまだ仕事が続きますが、今日の所はひとまず成功裡に終わったと喜んでいます。
地元の伊丹や西宮、灘区・東灘区から沢山の九年母会員の方が聴講に来て下さいました。厚く御礼申し上げます。