本日午前10時より、大阪の住吉大社吉祥殿にて、毎年恒例となっている松苗神事献詠俳句の最終選考会がありました。選考会の選者は俳誌「かつらぎ」の森田純一郎主宰、俳誌「未央」の古賀しぐれ主宰と私。かつては5名で務めていましたが、現在は3名になっています。
今回の応募句の総数は505句、その中から3名の選者による予選を経て最終選考に残った句は17句。最終選考に残る確率は3.4%と厳しき門でした。各選者が、自分が選んだ20句に5点から1点の点数をつけ、5点句を2句、4点句を3句、3点句~1点句を各5句それぞれ選びます。最後に3名が選んだ句を各句ごとに点数を合計し、上位の句から並べて順番に審査をして行きます。今回は最上位2句が共に10点でした。この句は類想句が有るとか、この句は季が動くとか、厳しい意見が飛び交いました。
最終選考に残った17句の内7句が九年母会員の句でした。事務局の神職さんから「この人も九年母?」という声がしばしば上がっていました。各結社の入賞・入選者数はそれぞれ2~3名でしたが、九年母は6名でした。その結果は以下の通りです。
地賞 歌人の心を今に苗木植う 岸本悦子
入選 苗木植う地震にも耐ゆる水の星 島崎すずらん
同 苗木植ゑ千年さきの星語る 小柴智子
同 復興へ弛まぬ歩み苗木植う 長谷元子
同 停戦の足音しかと苗木植う 末永拓男
同 歴史秘む社の大樹風光る 藤澤みか子
表彰式は4月3日、第一本宮での報告祭の後、吉祥殿で執り行われます。入賞・入選の皆様にお祝いを申し上げます。次は秋の観月祭です。頑張りましょう。