2024年11月18日月曜日

100周年祝賀行事の終了

 昨日、芦屋市内のホテルにて、九年母創刊100周年記念祝賀会が、約120名の方が参加され、盛大に開催されました。夜明けの頃に激しい雨が降りましたが、準備が始まる午前8時30分頃には晴れて来て、気温も23度までぐんぐん上昇し、11月下旬とは思えないような暖かさとなりました。まさに100周年を祝うにふさわしい天候でした。

リコーダーの厳粛な演奏に引き続き、九年母会を支えて来られた何万もの諸先輩方を偲んで深い黙祷を捧げました。主宰の挨拶に引き続き第1陣の来賓の祝辞を頂きました。住吉大社の小出権禰宜様の講演「言葉の神様住吉さん」を拝聴して式典は終了。引き続き祝宴が始まり先ず第2陣の来賓の祝辞を頂いた後、食事会に入り、大正琴の活き活きとした明るい演奏で会場の雰囲気は最高潮に達しました。演奏の後、出版社関係の来賓の祝辞や主宰の友人、遠隔地から参加された会員による祝辞が続き、最後に実行委員長の謝辞で締めくくられました。

主宰が挨拶の中で、主宰就任以来10年にわたって主宰を支えて来られた前編集長の片岡橙更さんに副主宰をお願いしたいという思いを述べられ、満場の拍手で支持が表明されました。主宰の挨拶に続いて、プログラㇺには予定されていなかったのですが、片岡新副主宰が受諾の挨拶をされ、会場から大きな拍手が送られました。

斯くして、100周年の祝賀会は幕を閉じましたが、やや狭い会場に100名を超える人が入ったこともあり、人と人との距離感が近く、手作り感のあるアットホームな祝賀会だったと好評を頂きました。

今回は、単に何号記念という通過的な儀式ではなく、100年という歴史を振り返って、通って来た道を再認識し、先人のご苦労を偲んで感謝を捧げると共に、将来への決意を固める契機でありました。乾杯をして終るものではないのです。

主宰が月刊俳句総合雑誌「俳句四季」10月号から12月号までの3か月連載で播水についての論文を発表したのも、100百周年の記念として同誌の編集部が企画して下さったものです。今回の100周年関連の随筆を合計すると、原稿用紙50枚を優に超えました。どのように評価されるかは分かりませんが、100年目の一つの区切りにはなると思います。今後も、「九年母」の沢山の主宰方のレジェンドが書かれることを望みます。

4月に設置された記念句碑と今回の記念祝賀会とで、100周年記念行事は全て終了、久しぶりに平穏な作句活動に戻ることになりました。ご協力いただいた全ての皆さんに、心から感謝申し上げます。

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