いつも口を酸っぱくして「俳句は花鳥諷詠詩」だと申し上げていますが、もう一つカチョウフウエイシが有ります。それは、日本伝統俳句協会が毎月発行しています「花鳥諷詠」誌です。その機関誌に毎月掲載される雑詠選が「花鳥諷詠選集」です。昨年の9月号で私が選者を勤めましたので、覚えて居られる方も多いと思います。
その選集で、最近我が野鳥俳句会の仲間の活躍が目立ってきました。本年1月号以降の入選状況を見てみますと次の通りです。
1月号
大輪靖宏 選 娘も子らに悩む齢や榠樝の実 橙更 (五葉)
浜崎素粒子 選 西虚子忌学び知る事限りなく ひろ子 (五葉)
2月号
上迫和海 選 村祭近し夜ごとの遠太鼓 智子 (千鳥)
3月号
大輪靖宏 選 古民家の障子明りに聴く民話 みか子 (阪神)
々 選 母見舞ふただ寄り添ひて日向ぼこ 富子 (千鳥)
高瀬竟二 選 蔵人の米研ぎ唄や山眠る あきら (五葉)
々 風音は大きな寝息山眠る 雅一 (千鳥)
3ヶ月でこれだけの実績が上がっています。今までも、毎月1人は入選されていましたが、3月号では大爆発。特に、みか子さんの句は、大輪靖宏先生の特選5句に入選しました。
会員の皆さんは、毎月1句、投句の権利が有ります。投句数は毎月1500句を越え、この中から65句が選ばれるという、気の遠くなるような難関ですが、優れた句は抜けます。見る人は見ていますから。ホトトギス同人への登竜門の一つです。1句だけの一発勝負ですから、その月の最高の句をこの俳壇に投句する習慣にされると良いでしょう。常連と言われる存在になることです。
花鳥諷詠誌を定期購読するためには、日本伝統俳句協会に入会しなければなりません。その為には推薦状が必要ですので、入会ご希望の方は私までご連絡下さい。申込書をお送りします。会費の期間が4月1日から翌年の3月末までですので、今が入会のチャンスです。
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