2015年6月9日火曜日

ボランティア活動

夕方6時から、元町の県民会館で兵庫県俳句協会の常任理事会が開催された。私はこの協会の副会長を務めている。7月の夏季俳句大会や11月の俳句フェスティバル、更には来年7月の兵庫県俳句協会設立70周年記念祝賀会など、難しい事業が目白押しであるが、これらを6名の常任理事で運営して行かねばならないのである。全員、兵庫県下の結社の代表的な地位にある方であるが、多忙な仕事が終わった後の、夕食時間を活用してボランティアで取り組んでいる。
午後8時までの2時間、各結社の持つノウハウを持ち寄り、知恵を出し合って、事業を進める方策を練るのである。全て手弁当。お茶すら出ない。それでも、自分たちがやらなければ、地域文化の振興事業が実現しない、と思うから頑張れるのである。

兵庫県下に本拠を置いているにもかかわらず、この俳句協会に所属していない結社も多い。所属して役員は出しているが、その役員が会議にすら出てこないところもある。東京での仕事が忙しく、地元の事に構っておれない、という主宰もおられるとか。しかし、果たしてそれで良いのだろうか。

地元の方に支えられ、地元に根を下ろした結社でなければ、長い歴史を保つことは出来ないと、私は思う。九年母会に90年の歴史があるのは、関西という土地にしっかり根を下ろしているからである。雨後の竹の子のように2・3年で消える結社が多い中で、真に稀有な事だと思う。90年の間に培われた盤石の基盤が、九年母会を支えているのである。

伝統俳句・現代俳句と、目指す理念は違っても、俳句という芸術を学ぶ者同士がその垣根を越え、地域文化の向上のために心を合わせることは、素晴らしい事だと思う。九年母会員の方で、地域文化の向上という崇高な使命の遂行に共感される方は、是非ご一報願いたい。

0 件のコメント:

コメントを投稿