2015年7月30日木曜日

入選句を見なおす

雑詠選を終えてホッとする間も無く、先月募集の雑詠の選に着手した。この会から応募葉書が大きくなったので、扱いが大変だ。前回までは葉書の大きさであったので、電車の隅で選をしていても、さして周りの人の目を意識しなくて良かったが、今回のように用紙が大きくなると字も大きく、さすがに出しにくくなった。

応募者には利便性が良くなったが、選者には困ったことである。電車の中で選が出来なくなると、なかなか時間の捻出が難しい。東京へ出張する場合、飛行機ではゆっくり選をする時間が無いので、新幹線を利用するという話はしばしば耳にする。どの結社でも、主宰は忙しい。

それはさておき、応募した句が雑詠欄に掲載された場合、特に3句入選以下の場合は、ご自分の手控えと雑詠欄のご自分の句とを、照合されることをお勧めする。私は、必要と思われる場合は添削して採ることにしている。従来の雑詠選とは違って、自分の句が変わっている可能性があるのだ。もし変わっていたら、私のメッセージとして参考にして欲しい。

通信欄に「宜しくご指導ください」とある場合は、より丁寧に見ているつもりだ。そして、直接話をした方が理解し易いと思った方には、直接電話を掛ける。多忙な中で、誰に指導時間を費やすべきかと迷った場合、選者に対する向き合い方の真摯な方に心が傾くのは当然だと思う。指導を心待ちにしておられるからだ。それだからと言って、その方の句の選が甘くなる事は有りえない。次回から注意するように指導するだけのことである。

九州の方や長野の方等、出来るだけ遠方の方に電話をしている。記念大会などに一度も来られたことが無く、勿論主宰と直接話したことも無い、その様な方に電話を掛けることが、今後どんな効果をもたらすか、楽しみな事である。


0 件のコメント:

コメントを投稿