2015年12月28日月曜日

数え日

愈々押し詰まって参りました。編集部から先週25日金曜日の午前中に新年号を発送しましたので、そろそろ皆様のお手元につく頃だと思います。表紙のデザインを一新し、海原を飛翔する尾白鷲の絵にしました。これは家内の妹の色鉛筆画です。いよいよ新しい時代の始まりです。

「九年母の歴史を振り返る」をテーマに、一年間にわたる新しい連載が始まりました。先人の業績を良くお読み頂き、九年母の進むべき道を再確認して頂きたいと思っています。これまでは、ややもすると写生に偏り過ぎていた詠み方を、花鳥諷詠の方向に向けるべく努力していますが、永年の習慣という壁は厚く、なかなか思う様には進みません。相変わらず単純写生や連用止めの句が散見されますが、「九年母が変わってきたことを実感します」と雑詠投句用紙の通信欄にお書き下さる方が増えています。新機軸を展開・継続して行くことによって、やがて九年母は変わると思っています。じっくり時間を掛けて進めます。

        時ものを解決するや春を待つ    虚子

桔梗の寺遍照寺俳句募集は511句が集まりましたが、昨日の選者審査会で入選・入賞の案が決まり、一段落しました。頼まれていた添削の発送も終了し、年内の事務的な仕事はすべて終りました。30日に、本年最後の三役会議を開催し、来年の事業展開を話し合う予定です。3月号の雑詠選も順調に進んでいます。

新年会の参加申し込みは、昨日現在で93名と、予定の100名に近づいて来ています。記念祝賀会はまだ4年先。お互いこの先どうなるか分からない。それならば元気な間に合おう、という趣旨を勘案して頂き、まだ申し込まれておられない方は、新年号の裏表紙を読んで応募して下さい。普段、本部吟行に参加するチャンスが無い皆さんは、是非お出で頂きたいと思っています。

私の好きな虚子の正月の句をお贈りします。虚子を学ぶよすがになさって下さい。

       正月や句はすべからく大らかに    虚子

        

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