2018年6月28日木曜日

紫陽花散策

梅雨の晴れ間を利用して、久し振りに西宮の北山緑化植物園を散策して来ました。平日とて、訪れる人もほとんどなく、広い庭園は貸し切りの状態でした。蘭亭の石碑の周りには、梅ではなくプラムが熟して沢山落ちていました。苑の奥の貯水池は、この雨で満水状態でした。最近の植物園では、外来の植物が多くなり、ダリヤとか矢車草、鳳仙花など、良く知っている名前は殆ど見当たりません。学名で書いてあるのもあり、栽培を研究している所かと思うくらいです。
 やはりこの時期、苑を統べる花は紫陽花の花。清楚なのは七段花。迫力のあるのは柏葉紫陽花。私は変化の楽しめる額紫陽花が好きです。今日拝見しました後日選の清記用紙に「あじさゐ」とわざわざ平仮名で書いて、失敗している句が有りました。平仮名で書くなら「あぢさゐ」が正しいですね。漢字をご存じないのか、はたまた平仮名で書いた方が優しく感じられると思ったのでしょうか。そんなつまらないことに神経を使わず、感動が伝わる句を詠むことが先決問題です。いくら平仮名で書いて優しさを装っても、読者が読んで、何の感動も伝わらないようでは、仏作って魂入れず、になります。先ず内容をしっかり詠んで、それが出来たら、平仮名で優しくするのも良いでしょう。先ず内容です。
 紅葉と書けばよいのに、平仮名で「もみじ」と書いて失敗する。正しくは「もみぢ」ですね。枇杷を「びわ」と書いて失敗する。正しくは「びは」ですね。
 苑内で私が一番気に入っている紫陽花をご覧ください。ではどうぞ。

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