2019年5月6日月曜日

朝日俳壇への投句

昨日の朝日俳壇汀子選に、九年母会の会員2人が入選されました。九年母会では今までも、数名の方が度々入選されていますが、新しい方の入選が見られるようになって来ました。時代の移り変わりを感じます。私も主宰に就任する前は、通算で汀子選に45回入選しました。年間賞には届かなかったのですが、年間秀句10句に2度選ばれました。主宰就任後は下萌句会や虚子記念文学館の投句などで、直接汀子選を頂けるようになりましたので、この俳壇への投句を止めました。

朝日俳壇は、ホトトギス同人への登竜門の一つだと思います。葉書の裏面に1句書き、句の脇に住所・氏名を書いて、下記にお送り下さい。

 〒104-8661 晴海郵便局私書箱300「朝日俳壇」係御中

昭和60年の入会以来、九年母一筋で勉強して来ましたが、平成18年、花鳥諷詠誌上の「花鳥諷詠選集」で大久保白村先生の特選巻頭を頂いたのがきっかけで、花鳥諷詠賞の2席を頂き、その表彰式で汀子先生からご自宅での句会にお誘い頂きました。その句会で学ぶ内に、平成20年1月号にて、ホトトギス同人に推挙して頂きました。それまで汀子先生とは、ホトトギス誌と朝日俳壇だけの繋がりだったのです。ホトトギスには何の知遇も無い私が同人になれた原因は、こつこつとひたすら朝日俳壇とホトトギス誌に投句を続けたことによるものです。

これは私の経験です。句会や講座で特選に入った句は、先ず朝日俳壇に出しましょう。「九年母」雑詠選は、その余の句で良いのです。「九年母」雑詠で巻頭をとっても、ホトトギス同人にはなれません。私は朝日俳壇に3週間おきに投句し、年間6回入選を目指しました。伝統俳句の世界の最高峰はホトトギス同人です。折角伝統俳句を学ぶなら、頑張って最高峰を目指しましょう。
汀子邸のマロニエの花

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