2019年5月22日水曜日

九年母俳句交流会南紀大会

5月19・20日の両日、九年母同人会主宰の一泊吟行で、南紀の田辺市と白浜町を訪問し、地元の会員や一般の応募者の皆さんと合同句会を催して来ました。

19日、九年母誌での募集に応じた会員32名は、快晴の空の下、バスで一路、熊野古道の入口にある中辺路町の滝尻王子に向かい、ここで播水・哲也の句碑を拝観した後、古道を暫く散策しました。その後、田辺市に本社があり、九年母会と深い繋がりがある新聞社「紀伊民報社」が手配して下さった闘鶏神社会館にて、同新聞紙上の募集広告を読んで応募された地元の俳句愛好家の皆さんや地元の誌友・会員の皆さんと一緒に句会を開き、参加者は56名でした。地元の田辺市俳句連盟会長さんや幹事長さんも参加されました。
修了後、白浜のホテルに宿泊しました。

20日、朝8時にホテルを出発し、円月島・千畳敷・三段壁を吟行、同じホテルの大広間にて白浜の俳句愛好家や地元の誌友・会員の皆さんと句会を開催、39名が参加しました。

二日間の句会で目指したものは、従来の同人会一泊吟行とは全く違って、吟行地の誌友・会員との交流と新規会員の勧誘でした。そのために、バスで向かった同人の仕事は、自分の俳句を作る傍ら地元の皆さんとの親交を深めることと、新聞の募集に応じて参加された地元の俳句愛好者を九年母会へ勧誘することでした。

頑張って勧誘し、新規入会者や記念大会への参加者を獲得できました。その面でも、今回の吟行は成功だったと思います。22日付の紀伊民報紙に、句会参加者へのインタビュー記事が載っていました。曰く「この地域でこんな大きな句会はなかなかない。レベルの高い内容で刺激を受けた。楽しかった。」と。

同人会一泊吟行は、同人が希少価値であった頃の名称であり、今のように会員のほぼ全員が同人であっては、価値の無い名称です。私は、句会開会の挨拶の中で今回の吟行を「九年母俳句交流会南紀大会」であると述べました。今後はこの名称が適格だと思います。

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