1年間準備を進めて来ました、九年母1100号記念祝賀会が終わりました。梅雨の時期とあって、6月中頃から天気予報が気になり、警報が出たらどうするか悩みました。幸い当日は豪雨にならず、散会の頃には薄日が漏れる状況でしたので、ホッとしました。7月1日からは元の多忙な日常に戻り、相変わらず東奔西走しています。
今日もある句会の例会に出席し、清記に基づいて説明句についてお話しました。
その際の句を参考に拝借して、説明しましょう。
突堤に白き花散る土用波
紺青を濁し高まる土用波
花散る・高まる・・いずれも動詞の連体形です。動詞の連体形は次に続く言葉を説明する活用形です。上記の2句はいずれも土用波がどんな状態か説明をしています。説明は詩ではありませんから、俳句ではなく、短歌の上の句です。俳句にするにはどう詠めばよいでしょう。そのためには、切れを入れることです。
突堤に花散るごとし土用波
紺青を濁して高し土用波
句の出来不出来は別として、どちらの句も中七で切れ、俳句になりました。
俳句は季題に託して思いを詠むものです。季題そのものの説明にならないように気を付けましょう。
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