ゆめタウン姫路KCC俳句講座での句です。
よちよちと転んでは起き初笑
よちよちと転ぶ、という表現はこれで良いでしょうか。よちよちと来て転んだのを見て笑ったので、よちよちと転ぶ、は無いでしょう。むしろこの言葉を省略して、稚(ややこ)の姿を写生してみましょう。 例えば、転びては起きる稚(ややこ)や初笑 とします。
稚という言葉だけ詠って、よちよちは読者の連想にゆだねます。
初旅は単線電車緩々と
この句には言葉の重なりを感じます。単線電車と緩々との言葉の重なりです。単線電車が猛スピードで走る様子が想像できますか。大抵、ごとごとと音を立てながら、ゆっくり走っていますね。ならば、単線電車だけで、緩々という言葉は読者の連想に委ねてよいのではないでしょうか。
今日のパロディー句 是がまあつひの姿か歯の五本 成女
(是がまあつひの栖か雪五尺 一茶)
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