今のところ爆発的な蔓延ではありませんが、新型コロナウイルスの感染が全国に広がっています。治療薬がありませんので、罹らないように注意する他ありません。マスコミを通じて連日のように、手洗い・うがい・マスクの着用等が呼び掛けられ、政府から全国の小中高校に一斉休校が要請されています。不要不急の外出は控えて、今暫く冬眠を続けるしか方策は無いのかも知れません。
ほとんどの句会や講座が中止になりましたので、溜まっている仕事を片付けました。出版社からの依頼原稿は、4月中旬締め切りの分も仕上がりました。久し振りに、人間らしい生活というか、ゆったりとした老後を楽しんでいます。ところが、暇になったので久し振りにと、探鳥に出てみたら、スギ花粉をたっぷり頂戴し、初めて花粉症になったようです。
水洟が止まらないので、掛かり付けの先生を訪ね、受付で「風邪ひいたようで」と言ったら2人の薬剤師さんが凍り付きました。「熱は?」と聞かれたので「36度5分です」と答えると、瞬時にその凍てが解けました。診察の結果は、花粉症か鼻風邪か、どちらとも分からんので、取り敢えず抗アレルギー剤を飲んでおきなさい、とのこと。鳥好きの先生と鳥の話をして帰りました。根釧原野に鶴を見に行った話を聞きかせてもらいました。
これに懲りて、今日は花粉の飛ばない海辺の鳥を見に行きました。合計で12種類の鳥が確認できましたが、収穫はイソヒヨドリが1羽、オオバンが7羽、マガモが6羽見られたことと、ムクドリの群が波打ち際で海藻をつついているのが見られたことです。塩分の補給をしているのかも知れません。
句会が無いと俳句が詠めないという声があちこちから聞こえて来ます。今まで詠んだことのない季題に挑戦するのに絶好の機会だと、前向きに捉えましょう。「春の雨」だの「春の風」だのとやさしい季題はいつでも詠めます。ここは一つ腰を据えて、「二日灸」・「曲水」・「闘牛」・「鵜馴らし」・「治聾酒」など、見たことも聞いたことも無いような3月の季題の勉強をしてみたらどうでしょう。何かを発見できるかも知れません。
ご健吟をお祈りします。
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