本日の運営委員会で、来る7月2日の本部例会につきましては、ピフレホールの会場に半分の人数しか入れて頂けないので、午前・午後の2班に分けて句会を開くことになりました。つきましては、午前の班には、阪神・五葉・すみれ・野鳥の各句会の皆様、午後の班には赤穂・淡路・大阪など遠隔地の皆様と、上記の句会以外の皆様にご参加頂ければと思います。会場のコロナ対策のガイドラインが出た段階では、7月の会場の変更が出来ませんでしたが、8月は別途大きな会場が予約出来ました。
しかし、7月は午前・午後の2回分の会場費が、8月からは大きな会場の為、従来の会場費の2倍程度の費用が掛かることになります。つきましては、本日の運営委員会で、今後の参加費を500円値上げすることが決まりました。ご了解いただきます様、願します。すべてはコロナが悪いのです。
さて、今回も「切れ」です。
春の空大きく回し気球かな
詩情のある句ですが、「大きく回し」で一旦流れが止まります。つまり切れてしまうのです。そして最後に「気球かな」と、最強の切字「かな」を使って切りました。そうなると一句の中で2回、句の流れが止まることになります。俳句は本来歌ですから、滑らかな調べが必要です。それが滑らかではなくなってしまったのです。どうしましょう。「回し」と切ったのを「回す」と繋ぐのが正解です。
例)春の空大きく回す気球かな
無造作や花舗にバケツのチューリップ
「無造作や」と切って出発しました。ところが「花舗にバケツの」の部分で上五の「や」切りの働きが無くなってしまいました。何が無造作なのか、分からなくなったのです。この「や」・「に」・「の」の助詞をこうしてみたらどうでしょう。バケツが無造作に置いてあると解しました。チューリップが無造作であれば、二つ目の例です。助詞の使い方は推敲そのものです。
例)無造作な花舗のバケツやチューリップ
例)無造作に花舗のバケツのチューリップ
0 件のコメント:
コメントを投稿