それにしても暑い事です。厳しい残暑の中で俳句を詠む。その難しさを実感する毎日です。昨日は、午前中に編集長に10月号の雑詠選をお渡し出来たので、昼から行きつけのお湯に行って来ました。時間も早く、すいていました。露天で太陽を浴び、ぬるい目の炭酸泉にのんびり浸かる。肩にジェット噴流が当たる時の心地よさ。是非お風呂にお出かけください。今回も2句、切れの勉強です。
サングラス掛け真っ直ぐに人を見る
俳句の形ではなく、説明文になっています。曰く「サングラスを掛けて真直ぐに人を見ました」と。俳句にするには切れを入れて、思いを溜めます。掲句を眺めて、切るところを考えてみて下さい。私の答えはこうです。
例)人を見るサングラス掛け真直ぐに
尼寺や垣根彩り花槿
尼寺や、と切れました。その直後に、垣根彩り、とまた切れています。いわゆる3段切れの現象を起こしています。尼寺や」垣根彩り」花槿」と、句の流れが途切れます。俳句は元より短歌の子孫。詩ですから、五・七・五にも調べが必要です。切るべきところではしっかり切り、切らないところは流れるように繋ぐ事も心掛けましょう。
例)尼寺の垣根彩り花槿
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