今日は暦の上では処暑。夏の暑さが収まる時期なのですが、相変わらず猛暑日。先週の天気予報では今日は雨だったのですが、猛烈な日射。どこが雨やねん、南さん。
昨日は朝8時14分の新快速に乗って姫路に向かい、例月の如く、午前中は「ゆめタウン姫路」でKCC(神戸新聞カルチャーセンター)の俳句講座を務め、午後は「イーグレ姫路」での九年母姫路支部の月例会に出席しました。4時半ごろの新快速に乗り三宮まで戻って来ましたら、窓に雨。住吉駅で横殴りに。芦屋についたら周りが白くなるほどの豪雨でした。一昨日・昨日と二日続いた夕立に、ほっと一息つきました。
稲妻に後押しされて意を決す
今回も「切れ」について考えてみましょう。掲句は、句意は明確ながら、意を決した過程の報告をしている句です。曰く「稲妻に後押しをされまして意を決したのです」と。俳句は詩であり、韻文ですが、報告や説明は文章であり、散文です。これを俳句にするにはどうすればよいでしょう。答えは、切れを入れることです。意を決す、と切ってみましょう。
例)意を決す後を押しくれ稲光
朝顔のむらさき深し格子窓
この句は「深し」で切れているのですが、「深し」と「格子窓」との間の間隔が広がり過ぎています。格子窓に絡んでいる朝顔の深い紫の色に感動して「朝顔のむらさき深き格子窓」と詠みましたが、これでは格子窓の説明になるので、掲句のように「深し」と切ったのでしょう。ところが、これが結果的に「切り過ぎ」になってしまったのです。どう詠めば良いか。
例)朝顔の深きむらさき格子窓
0 件のコメント:
コメントを投稿