2021年5月19日水曜日

梅雨入り

 5月16日に近畿地方が梅雨に入ったとの発表が有りました。平年の梅雨入りが6月6日ですから随分早くなりました。昨年より25日も早く、観測史上最も早い梅雨入りだとか。地球温暖化の影響でしょうか、心配な事です。早く梅雨に入ったからと言って、早く梅雨が上がることにはならないようですから、今年は梅雨がそれだけ長くなるようです。

しかし、物は考えようで、公園で酒を飲むような人も雨の中では飲めないでしょうし、要請を無視して飲み屋に出かける人も、雨が降っては出足が鈍るでしょうから、人流が止まってコロナの感染者が減るかも知れません。長い梅雨は、まさに天祐神助かも。

梅雨が長ければ、私達俳人にとって、梅雨の句を詠むチャンスがそれだけ長くなるということ。句帳を持って、ちょっとそこまで出てみましょう。梅雨の句材が沢山ある筈です。昨日、久し振りに雨蛙の声を聞きました。今日は歩きながら蝸牛を捜しました。見つかりませんでしたが、紫陽花の初花を見かけました。紫蘭や蛍袋もありました。明日は何を捜しましょう。

そして、梅雨の湿気で詩心が錆びないように、何らかの形で俳句に接するようにしましょう。新聞の俳壇を読むのも良し、歳時記を捲るのも良し、好きな句集を読むのも良し。出来たら、毎日一句でも詠むようにしましょう。私は、各句会の兼題で詠むようにしています。

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