2023年9月15日金曜日

吟行のお誘い

 若い時分には吟行に行ったけれど、高齢になって体が言うことを聞かなくなったので吟行に行けなくなった、との嘆きを良く耳にします。かつての吟行は、大勢の人数で遠くまで出かけました。マイクロバスをチャーターして近くの名所旧跡を巡ったり、大型バスを借りて一泊の吟行に出掛けました。しかし少子高齢化の波が俳句の世界にも影を落とし、参加者が徐々に減少して纏まった旅が出来なくなってきています。役員の皆さんが苦労して企画し催行しても、参加費をかなり高くしないと結果的に赤字になってしまうのです。これでは人が集まりません。

その代わりの、月二回、比較的近い所を吟行する会を催しています。一つは本部吟行で、同人会が実働部隊となって、毎月第三日曜日に、兵庫県下を中心に開催しています。今月は、17日に、明石市の人丸山公園や柿本神社、月照寺のあたりを吟行して、アスピア明石北館の「ウイズあかし」を借りて句会を開きます。

もう一つの吟行句会は、毎月第二火曜日に開催している千鳥句会です。この句会には九年母会員でなくてもだれでも参加でき、他の結社の方も何人か参加されています。昨日、20名ほどで神戸市兵庫区の湊川隧道、会下山公園や牧野富太郎の研究所の跡などを吟行し、兵庫区文化センターの研修室を借りて句会をしました。

毎月の九年母誌の句会案内の欄にこの二つの吟行会の案内が載りますので、吟行地の近くにお住まいの方は是非参加してみて下さい。来月の千鳥句会は、播磨町の大中遺跡を訪ねます。折角のチャンスですから、近所の方と誘い合わせて、参加されます様にお勧めします。

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