先日の朝日俳壇汀子選に、こんな句がありました。
古暦過去を捨てたる軽さかな 桑島正樹
今年もいろんなことがありました。喪中葉書が沢山届きました。悲しい思い出です。お身内を亡くされた方には、故人のご冥福をお祈りするとともに、改めてお悔やみ申し上げます。
札幌で伝統俳句協会の全国大会がありました。台風18号が接近していましたので、心配しながらの参加でしたが、無事帰って来られました。ホトトギス1400号祝賀大会で東京にも行きました。汀子先生が、ホトトギスの主宰を廣太郎先生に譲る、と発表された現場にも立ち会えました。
大阪俳人倶楽部で、野鳥の講演をさせて頂きました。関西ホトトギス俳句大会が京都で開催され、御所の秋を堪能しました。摩耶山俳句大会の選者を、初めて務めました。いずれも貴重な体験でした。
10月には第2句集『飛翔』を上梓でき、大勢の皆さんに祝っていただきました。この句集については、俳誌「田鶴」12月号の誌上にて、大久保白村先生から高い評価を頂きました。白村先生は伝統俳句協会の副会長で、汀子先生に続くナンバー2の方。こんな偉い方が、何で私ごときの句集を褒めて下さるのか。有難いことです。
12月には、虚子館の庭の壁に、私の句を焼き付けた俳磚(はいせん)を貼り付けて頂きました。それも、汀子先生の隣に。年末には、気になっていた病気の根本的な治療もできました。手術の痕が痛んでも、回復の痛み。悪化する痛みではありませんので安心です。
来年はどんな年になるでしょう。主宰継承の日が1年後に迫って来ました。野鳥俳句会の皆さんには、今まで以上に手伝って頂くことになりますが、宜しくお願いします。
病床にありますので、全く年賀状が書けませんでした。悪しからずご了承下さい。その代りに、1月3日に、皆さんとご一緒に、六甲八幡宮にお詣りしたいと思います。ご一緒出来る方は、午前10時に阪急六甲駅の改札付近にお集まり下さい。初詣は毎年、西宮の廣田神社にお詣りして来ましたが、野鳥俳句会の発祥地は六甲であり、鎮守のお宮にお詣りするのが筋だとおもいますので。
それでは皆様、どうか良いお年をお迎え下さい。 伸一路
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