2014年4月1日火曜日

新年度

本日、葺合文化センター俳句講座の春季講座が始まりました。従来から受講されている方に加えて、新しい方が2名増え、見学の方も1名あり、この静かな講座にしては珍しく、賑やかな開講となりました。最初20分間は、季題についての講義。その後句会に入り、俳句経験がほとんどないという新規参加の方が巻頭を取られました。兼題は「入学」と「春の草」。巻頭は、

         人生の心機一転入学す    進

という句で、小中学校や高校入学の句が大半を占めた中で、俳句講座を受講されることになった経緯を詠まれた句は、目を引きました。退職後、大学に進学されたという句として解釈することもできます。幼い子の入学を詠んだ句には、甘さが出やすいもの。俳句の原則は「今・ここ・我」。ご自分の入学を詠まれた句には、決意と迫力が感じられます。

今週の土曜日には、六甲道勤労市民センターの二つの俳句講座も開講します。いずれも定員24名の大所帯ですが、新しい受講生の方にお会いできるのが楽しみです。

昨日の九年母運営委員会で、1050号記念として推挙する新同人の候補者が決定しました。130名の対象者を、主宰を含む14名の委員が一人一人の実績を審査し、決定したものです。厳密な資料作りにご協力頂いた野鳥俳句会の幹部の皆さんや発行所スタッフの皆さん、有難うございました。5年後の1100号記念大会でも、同じ作業を若手に指導して頂きたいと思っています。宜しくお願いします。

        入学の目に先輩の眩しかり     伸一路         

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