姫路文学館の播水コーナーについては、今月の16日に学芸委員の方が播水旧居にお出でになり、播水先生の写真を数枚借りて帰られました。26日の兵庫県俳句協会の理事会の後、野間田芳叢姫路支部長から、釜江喜代子・河野信子・小谷敦子の皆さんのご協力で、播水の著作14冊全部が揃った旨、報告が有りました。ご協力有難うございました。
今後、収蔵庫のスペースが拡張されますので、その時には短冊や軸などの遺作の寄贈をお願いしたいと思います。準備が出来次第、文学館から連絡を頂く事になっています。
播水記念館の設立に悩んでおりましたが、姫路市のご協力と、地元の会員の皆様のご努力により、播水出生の地の姫路に遺作を展示することができることになり、大変喜んでいます。後はこの施設を如何に活用するか、それは私達の意識の問題だと思います。姫路文学館を九年母のメッカとして、イベントなどにも活用して参りましょう。
4月23日は播水先生の17回忌に当たります。名誉主宰の状況を鑑みれば、当面大きな動きは執れないと思います。秋の姫路市民の俳句大会にて黙祷を捧げる、という方法を検討したいと思っています。
名誉主宰が倒れられて一ヶ月になりました。状況は変わりません。九年母会としては、九年母誌を毎月確実に発行し続けることしかできませんが、大きな変革の時期に来ていることは間違いありません。会員全員の覚悟をお願いしたいと思います。明日は、午前中4月号の発送、午後は5月号の編集に着手します。
名誉主宰の一日も早い回復をお祈りします。
2016年3月28日月曜日
2016年3月24日木曜日
松苗神事
今日は朝から、大阪の住𠮷大社の吉祥殿にて、松苗神事献詠俳句の順位を決める選者会があり、天・地・人の3賞と佳作10点が決まりました。今回は九年母会の皆様の活躍が目覚ましく、天賞と地賞に入賞されました。特に天賞は、私が満点を付けた句でした。他の4人の選者も全員が支持されていました。月末までには、該当者に通知が届く予定で、4月3日土曜日に神前で表彰式が執り行われます。私も下萌句会を欠席して、駆けつける予定です。
大社の方の求めに依り、3賞それぞれの評と総評を書いたのですが、この神事がいつごろから催行されているのか分かりませんでした。帰宅後、調べてみますと、江戸時代の天明年間の故事に基づき、緑化運動の一環として、何と昭和15年から、催行されていることが分かりました。
年々新しい松の苗が植えられています。私たちは、松苗神事を俳句に詠む事によって、環境の保全と緑化の推進に協力している訳です。この素晴らしい運動に、皆様も今迄以上にご協力頂きたいと願っています。
しかし、総評にも書きましたが、松の苗を植える事だけを詠んでいますと、年々、類句・類想句の山を築くことになります。実際、去年も見たな、という句がかなりありました。「明石の春を詠む吟行会」が鮊子(いかなご)ばかりを詠んで限界に達し、中止に至ったのと同じです。住𠮷大社は神功皇后創建以来の1500年を超える歴史があり、風光明媚な環境や、境内に処狭しと置かれた江戸時代の巨大な燈籠群。住之江の湿地に起源を発するという水路とそこに架かる太鼓橋など、句材には事欠かきません。遣唐使の一行も、ここにお参りして旅立ったそうです。
多彩な句材を活用して詠む事により、類句・類想句の発生が防げ、それまで詠まれた事が無い着眼点の、新天地の句が詠めると思います。来年は思い切って新境地の句を詠んでみて下さい。
反橋をくぐりて飛べり初燕 伸一路
大社の方の求めに依り、3賞それぞれの評と総評を書いたのですが、この神事がいつごろから催行されているのか分かりませんでした。帰宅後、調べてみますと、江戸時代の天明年間の故事に基づき、緑化運動の一環として、何と昭和15年から、催行されていることが分かりました。
年々新しい松の苗が植えられています。私たちは、松苗神事を俳句に詠む事によって、環境の保全と緑化の推進に協力している訳です。この素晴らしい運動に、皆様も今迄以上にご協力頂きたいと願っています。
しかし、総評にも書きましたが、松の苗を植える事だけを詠んでいますと、年々、類句・類想句の山を築くことになります。実際、去年も見たな、という句がかなりありました。「明石の春を詠む吟行会」が鮊子(いかなご)ばかりを詠んで限界に達し、中止に至ったのと同じです。住𠮷大社は神功皇后創建以来の1500年を超える歴史があり、風光明媚な環境や、境内に処狭しと置かれた江戸時代の巨大な燈籠群。住之江の湿地に起源を発するという水路とそこに架かる太鼓橋など、句材には事欠かきません。遣唐使の一行も、ここにお参りして旅立ったそうです。
多彩な句材を活用して詠む事により、類句・類想句の発生が防げ、それまで詠まれた事が無い着眼点の、新天地の句が詠めると思います。来年は思い切って新境地の句を詠んでみて下さい。
反橋をくぐりて飛べり初燕 伸一路
2016年3月19日土曜日
お見舞い
今日は兵庫県立淡路医療センターへ、哲也先生のお見舞いに出かけました。土曜日は午後1時から面会が可能と奥様から聞いていましたので、午前11時に三宮のバスセンターを発って、明石海峡大橋を越え、洲本高速バスセンターへ向かいました。バスセンターで地元の運営委員の方と合流し、医療センターへ案内して頂きました。
受付で面会を申し出ましたら、その方は面会謝絶になっていてどなたも会えません、といきなり断られました。折角来たのだからと粘りましたが、気持ちは分かるが規則だから駄目です、の一点張り。止む無く病棟へ向かい、看護師に頼みましたが、血族以外はやはり駄目とのこと。せめてご家族にお見舞いの思いだけでも伝えたいので、と粘りましたが、今日は朝から家族の方はどなたも来ておられない、との事。16日にご自宅を訪問した際に見舞いの日取をお話ししておいたのですが、連絡が上手く繋がっていなかったようです。
午後3時過ぎまで待ったのですが、ご家族の方には会えず、やむなく3時30分のバスで三宮に戻りました。残念でしたが、哲也先生が入院しておられる病棟までは行けました。先生にはきっとお喜びのことだと思います。行って良かったと思っています。
受付で面会を申し出ましたら、その方は面会謝絶になっていてどなたも会えません、といきなり断られました。折角来たのだからと粘りましたが、気持ちは分かるが規則だから駄目です、の一点張り。止む無く病棟へ向かい、看護師に頼みましたが、血族以外はやはり駄目とのこと。せめてご家族にお見舞いの思いだけでも伝えたいので、と粘りましたが、今日は朝から家族の方はどなたも来ておられない、との事。16日にご自宅を訪問した際に見舞いの日取をお話ししておいたのですが、連絡が上手く繋がっていなかったようです。
午後3時過ぎまで待ったのですが、ご家族の方には会えず、やむなく3時30分のバスで三宮に戻りました。残念でしたが、哲也先生が入院しておられる病棟までは行けました。先生にはきっとお喜びのことだと思います。行って良かったと思っています。
2016年3月15日火曜日
近況報告
暫くご無沙汰致しました。忙しい処へ仕事が舞い込む、と言いますが、昨日は確定申告を済ませ、今日は大阪の住吉大社松苗神事献詠俳句670句の選を済ませ、と毎日大忙しの状態が続いています。頑張った結果、九年母5月号の雑詠選が、例月よりも10日も早く出来上がり、今日から花鳥抄の選に取り掛かりました。
この半月間、ほとんど不眠不休で頑張って来ましたので、今日は久し振りにお湯に浸かりに行ってきました。芦屋の浜にあるスパに本物の温泉が湧きました。地下1500mの所から汲み上げた、42度のややしょっぱい温泉です。いろんな種類の湯槽に浸かり、2時間ほど楽しんできました。やっぱりお風呂はいいですね。疲れが取れました。
明日は午前中、播水旧居に姫路文学館の学芸員さんと姫路支部長の芳叢さんが来られ、文学館に設置される播水コーナーでの展示品についての打合せを行います。少しづつ前に向いて進みだしています。先日このブログの読者の方から、播水の遺作を提供するとのお申し出を頂きましたので、それも報告しておきます。
先日は和歌山の紀伊民報から、今日は淡路の朝日新聞からと、掛かって来る電話の範囲が広がって来ました。目下、復活を予定している課題句の選者を誰にお願いするか検討しています。九年母会の組織を固めつつ、足を地に付けて、着実に進んで行きたいと思っています。明日から「俳句つれずれ」も再開しますので、お楽しみに。
この半月間、ほとんど不眠不休で頑張って来ましたので、今日は久し振りにお湯に浸かりに行ってきました。芦屋の浜にあるスパに本物の温泉が湧きました。地下1500mの所から汲み上げた、42度のややしょっぱい温泉です。いろんな種類の湯槽に浸かり、2時間ほど楽しんできました。やっぱりお風呂はいいですね。疲れが取れました。
明日は午前中、播水旧居に姫路文学館の学芸員さんと姫路支部長の芳叢さんが来られ、文学館に設置される播水コーナーでの展示品についての打合せを行います。少しづつ前に向いて進みだしています。先日このブログの読者の方から、播水の遺作を提供するとのお申し出を頂きましたので、それも報告しておきます。
先日は和歌山の紀伊民報から、今日は淡路の朝日新聞からと、掛かって来る電話の範囲が広がって来ました。目下、復活を予定している課題句の選者を誰にお願いするか検討しています。九年母会の組織を固めつつ、足を地に付けて、着実に進んで行きたいと思っています。明日から「俳句つれずれ」も再開しますので、お楽しみに。
2016年3月9日水曜日
お詫びとお願い
とうとう私が、すべてを決裁し、すべての選をしなければならない事態になって来ました。昨日送られて来た、和歌山県田辺市で発行されている新聞「紀伊民報」の俳壇の選が終わり、原稿を送付したら、入替わりに大阪の住吉大社から、松苗神事献詠句が670句届き、明日から選を始めます。九年母の雑詠選は順調に進んでおり、花鳥抄の代選は、この雑詠の選が終わり次第始める予定です。
朝日新聞淡路版の俳壇の選は髙田菲路先生にお願いしました。会計を発行所から独立させて経理部とし、部長を置いて私の関与を減らします。雑詠選以外は、担当を分散して行きます。私的な約束や予定はどんどん消えて行き、主宰とは公的な存在であることを実感しています。私の健康を心配して下さる声を各方面から頂きますが、健康管理に十分注意して、この難局を乗り越えて行きたいと思ってい居ます。皆様のご支援をお願いします。
という事で、なかなかブログにまで手が回りません。ブログで勉強をされている皆さんには申し訳け無い事ですが、今しばらくお待ちください。
朝日新聞淡路版の俳壇の選は髙田菲路先生にお願いしました。会計を発行所から独立させて経理部とし、部長を置いて私の関与を減らします。雑詠選以外は、担当を分散して行きます。私的な約束や予定はどんどん消えて行き、主宰とは公的な存在であることを実感しています。私の健康を心配して下さる声を各方面から頂きますが、健康管理に十分注意して、この難局を乗り越えて行きたいと思ってい居ます。皆様のご支援をお願いします。
という事で、なかなかブログにまで手が回りません。ブログで勉強をされている皆さんには申し訳け無い事ですが、今しばらくお待ちください。
登録:
投稿 (Atom)